
自宅教室の経営に関しては、
生徒募集、差別化、レッスン内容etcと、
マーケティング、集客をメインに
ビジネスモデルや戦略の視点から語られることが多いのですが、
ここにもう一つ、別の視点を加えてみましょう。
それが「組織論」です
2022年4月で17年目を迎える前田の自宅教室経営の経験、
それをもとに気づいたこと、何となく思っていたことを
照らし合わせて、色々考察しています。
今日は、それらを「茶話」として、
体系立てずに気ままに、いわば忘備録として綴りたいと思います。
話があちこち飛ぶかもしれませんが、
着いて来てください(笑)
お役に立てば幸いです。
組織論で見る自宅教室の「価値」
自身の悩みを解決したり、充実した人生を歩むためにetcetc、
教室に通い、学び、スキルを習得する―
そのために、膨大な時間・お金・エネルギーを投入して下さる生徒さん。
私たちの自宅教室は、
それにふさわしい「教室」「先生」であるや否や?
それが問われますし、大切にしなければなりません。
組織としての「教室」
あなた先生と生徒さんが、あなたの教室という「場」で、
どのように交流し、関わって、
どのような教室の雰囲気、
つまり「場=カラー、特色、教室風土、教室文化」を
共に創りあげていきたいのか?
そこに集う「構成員=先生、生徒さん」は
どのような人がふさわしいのか?
どんな価値観を持っているのか?
そしてあなた先生は生徒さんたちに、
どんなインセンティブ(誘因)を提供できるのか?
etcetc
・・・といった視点で、「組織としての教室」を視てみると、
新たな発見があるものです。
組織つくり
あなたはどんな自宅教室を夢見ているのか?
このような問いを受けると、たいていの先生は、
ピアノを教えて、
合唱サークルもやりたい。
ほかにもヨガの先生とかに場所をお貸しして、
あんなことしたい、こんなことしたい―
という答えが返ってきます。
これを組織論的に考えてみましょう。
どういう「場」「集団」「グループ」を創っていきたいのか?
それは、どういう旗のもとに集まり(目的)、
どういうルールで行動しているのか(規範)、
構成員たる資格は何か(価値観)
・・・いかがですか?
こう考えてくると、
前述の「あれやりたい、これやりたい」が、
何となくうすっぺらに感じませんか(笑)
でも、「あれやりたい、これやりたい」に、
上記の組織論的問いをぶつけて考えると―
今度はものすごく頼もしい感じがしませんか(^^♪
組織つくりとは、上記を策定、
組織としての経営理念、ビジョンetcを作成することです。
そのあとでビジネスモデル~マーケティングで
実践に落とし込んでいく―
自宅教室を開校してなかなかうまくいかない場合、
「あれやりたいこれやりたい」(=何となくうすっぺらい)
だけから生徒募集や差別化などを考え、
「組織論的設計図」(=頼もしく感じる)が
あやふやだったりすることが、
その理由として挙げられます。
組織のトップとしてのあなた先生の役割
自宅教室といえども組織には変わりありません。
あなた先生の持つ役割は、
1)先生=教える人
2)管理者=教室の日々の運営を管理する人
3)経営者=教室の存続を維持する人
であり、かつ、リーダーとして集団
(=生徒さんを含めた「教室」)を、引っ張る人でもあるのです。
リーダーとして、指導力・影響力をもち、
集団の代表として対外的な渉外を行う人なのです。
最後に
・・・って、難しく考えることはありません。
きちんと生徒さんのことを考えている先生は、
上記のようなことを意識しないまでも、実行されています。
教室経営が上手くいっている先生のやっていることを、
組織論的に考えてみると、「上手くいくこと」を
そうと自覚しないままやっているケースが多い。
とかくマーケティングやセールスに目が行きがちですが、
それらだけでなく、組織論から教室を視てみるのも、
一興ですよ(^^♪
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