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シリーズ⑤:うまくいっている自宅教室を分析してみた

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トラブル
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うまくいっている教室・先生と苦戦している先生、
この違い・差は一体何だろう…を考えるシリーズ、その5です。

あなたも、「オーナーシェフ」という言葉を聞いた事があると思います。
いわずもがな、レストランなど飲食店のオーナーでありシェフ、ということです。

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一人何役?な自宅教室の先生

オーナーシェフというと、こじゃれたレストランで、
海外で修行をしたシェフが、
こだわりを持って店を切り盛りしている、
というイメージが前田にはあります。

他にも、例えばテレビのローカル旅番組に出てくるような、
町のお父さんお母さんが2人で切り盛りしている店長兼料理人、
という風情がぴったりのお店もあります。

この設定でも、戦略とか色々と話を膨らませることができるのですが、
今日は、おそらく今まであまり触れていなかったことを書きたいと思います。

毎日の運営・管理

小洒落たレストランのオーナーシェフであろうが、
町のお父さんお母さんの飲食店であろうが、
現場の仕事自体はそんなに変わりません。

材料を仕入れ、仕込みをして開店を待つ。
店内を清潔に保つ。お客さんを迎え、
料理を提供し、料金をいただく。

案外たいへんなのが、いつでも一定の状態に保っておく、
「管理」という仕事なのです。
他にも、食材管理、パート・アルバイト管理、
人出金管理、そして大事な大事な顧客管理などなど。

複数店舗をもつレストランでいうなら、
マネージャー・店長がきちんと管理しなければならない仕事です。

で、オーナーシェフであれ、店長兼料理人であれ、
自営業者・個人事業主はこれを当たり前のようにこなしているわけです。

—————————————————

材料を仕入れ、仕込み、作る、料理人という職人として

店内のあらゆる部分を管理するマネージャー・店長として

お店の生き残りを考えるオーナー・経営者として

—————————————————

1人3役ですね。たいへんです。

家族でやっているお店だと、これらを役割分担するわけです。
もしくは人を雇ったりする。

自宅教室でも同じです。

例えば家族でレストランを経営するように、
家族で教室を営んでいる教室さんもあります。

ご主人が経営管理をし、奥さまが教える。
うまくいっている教室は、このバランスがとれています。

1人3役をきちんとこなしている、オーナー兼先生もいらっしゃいます。

具体的に、事例でみてみましょう。

ダンス系教室の事例

自宅でダンス系教室を開いているMさんです。

Mさんいつもありがとうございます!!

—————————————————

私のスタジオもようやく1年が過ぎました。

去年の春にスタートしてから半年間は
なんだか夢中であっという間に過ぎていきました。

はじめは、15人の生徒さんに恵まれて、
順調なスタートだったと思いましたが半年後、
寒~い冬が来て4名が冬季休講となり、11人まで減りました。

春が来ても休講していた生徒さんが戻らないかも、
とも思いフリーペーパーの無料の伝言板の欄に
「60歳以上の方限定・無料体験レッスン」と
ターゲットをしぼって募集を出したところ、
すぐに満席となりましたが、ほとんど冷やかしの方ばかりで
(他でフラを習っていて様子を見に来てたり)。。。

それでも1名入会していただきました!

次の月には「入園前のお子様連れのママ対象・無料体験レッスン」
の募集をしました。こちらは4名も入会してくださいました。

そして冬季休講していた生徒さんたちが4名とも戻って来てくれました!
現在は20名です。

まだまだ常時30人にはなりませんが、
体力を考えながらクラスを増やすなりして少しづつ進めていけたらと思っています。

広告って一番必要なのをわかっているのですが、
費用が・・・本当に問題ですね。

今回は、たまたま無料伝言板で入会していただけて良かったですが
スタジオの存在を知ってもらうためには、
やっぱり写真つきの広告が絶対必要だなーとしみじみ感じ。。。

今は広告会社の方との値切り作戦を楽しんでおります。
(広告掲載依頼がとても多くて驚きです)

意外と口コミで聞いて体験にいらっしゃる方も多いです。

6月と7月には踊りのオファーも数件入りました!
1年間の練習の成果を発揮できる機会も増えてきました。

自宅教室はやることがたくさんあってなかなか忙しいですね!

人数も増えてきて、いろんな方が自宅に出入りするので規約を見なおしたり、
スケジュール管理やらプログラム作りやらお金のこと、
ステージ関係、衣装小物etc、教室の管理、自分の体調の管理

・・・あたりまえですね^^;

1年たって、今ようやくスタート地点に立ったような気がしています。

勝負はこれから・・・という感じです。
引き続きがんばります。

—————————————————

Mさん、1人3役で頑張っていらっしゃいます!

3つの役割のわな~先生、教室長(店長、マネージャー)、経営者

で、うまくいっている人は、

料理人として、オーナーシェフとしてお店で腕をふるうように、

先生(職人)として現場で教える。
マネージャー・店長として、教室内のあらゆる管理をする。
オーナー・経営者として、生き残りをかけて戦略を練り、実行する。

…この三役を意識しないにしても、
ビジネスとして知らず知らずのうちに取り組んでいるわけですね。

苦戦している人は、ひとつに

この3つの役割がごっちゃになってしまい、
今自分が何をしているのか分らなくなっている

があげられます。

もうひとつ、

オーナー・経営者としての部分が相対的に小さくなっている

のだと思います。
ですのでこの場合、先生として・マネージャーとしての部分が常に大きい。

バランスが取れていると書きましたが、
これは三つが「平均的」にバランスが取れている、
という意味ではありません。

レッスン中は先生としての役割を大きくするのは当たり前のことですね。

職人(先生)のわな

自分の専門領域のスキルアップ、
もしくは指導法に関する勉強はよくしている先生が多いです。

しかし…
自分の知識・スキル、それを教え伝える指導力。

それらをどう外部に向かって発すればいいのか、
このシリーズで以前お伝えしたように、
「ビジネス脳で考える」という、
職人気質とは違う別物のスキルが必要になるのです。

前田も若かりし頃、植木屋さんでアルバイトをしていましたし、
母方の実家が大工ですので職人さんにはなじみがあります。

―自分の仕事を丁寧に納得するまで行う、いわゆる「職人気質」。

例えば

パンを焼く事が好きで好きでたまらない。
パンを焼いていられるだけでいい!
私の焼いたパンを、お客さんが喜んで食べてくれるだけで嬉しい。

このタイプの人が陥るわなとは、

・一度食べてもらえばその良さが伝わる
・品質の良いものを作っていれば口コミで売れる

ということで、

ではどうやって一度食べてもらうの??

が、欠けるきらいがあります。

これを「職人の罠」と名づけましょう。

そして「マネージャーのわな」―

マネージャー(店長・教室長)のわな

まずひとつ、結論から簡単に言えば、
知らず知らずのうちに「行き過ぎた管理」になってしまうことです。

あなたも、買い物その他で何かのサービスを利用する際、
不満に思った事はありませんか。

管理も行き過ぎると官僚主義的になり、お店の決まりが最優先で、
お客さんの都合は二の次である、
ということになってしまうことがあります。

自分の教室に当てはめて、ちょっと考えてみて下さい。

生徒さんをも、管理しよう、コントロールしようとしていませんか。

これを、生徒さん側から見て別の表現をすると、

使い勝手が悪い教室

ということになります。

特に、運用面以外の、自宅を人に利用されるということに関して、
色々と不安に思う方もいらっしゃいます。

個人「自宅」教室ですので、自宅に見も知らぬ赤の他人が出入りするわけですから、
慎重になるのは当然です。

前田も変な生徒さんに来られるのは、本当にイヤです(笑)。

しかし、とある料理系自宅教室のように、
「人の家ですので利用にあたっては細心の注意を払いなさいね♪」

・・・いえ、あえてやわらかい言い方にしましたが―というような
「行き過ぎた」注意書きというか利用規約を読むと、
やはり問い合わせをするのは考えてしまいます。

「う~ん、店舗借りた方が良いんじゃないのかなあ…」
と思うことも無きにしもあらず、です(笑)。

管理が行き過ぎて、使い勝手の悪い教室にならないよう、
細心の注意を払いましょう。

もう一つ、あなた自身のやりたいことも、
管理しようとしてしまうことです。

言葉を変えれば「制限」してしまうのですね。

例えば、

————————————————————

職人さん:
本当のことを言えば、コンクールを目指すような生徒さん、
本格思考の生徒さんを増やしたい。
今いる生徒さんにもそのような指導をしたい。

マネージャー:
でも、今いる生徒さんにもそのような指導をしたら、
ついて来る生徒さんが減るかもしれない。

生徒数確保・運営の安定のために、
楽にして生徒さんがついてくるようなレッスンを…

職人さん:
いやしかし、本当は違うことがやりたいわけで…

マネージャー:
いやいや、それではダメで…

————————————————————-

あなたも、こんな自問自答をしたことがないでしょうか?

実は、職人のやりたいこと、
それを管理しようとするマネージャーとの言い争いなのです。

あなたのなかで、お互いが主張しあいます。

そして、うまくいっている人は、きちんと「決めて」います。

これに決着を与えるのが、3)オーナー・経営者なのです。

さらにいうなら、ここは「起業家」の部分が重要になります。

あなたは、なぜ自宅で教室を開こうと思ったのか?

続きは、次回!

参考文献:

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【自宅教室SMP ひとことアドバイス No50】
※ブログ本編と必ずしも内容が一致しているわけではありません。

生徒さんにも2種類います。

・目標、目的が明確な人

・何となく漠然としていてあいまいな人

興味はあるしやりたいのだけれど、
目的が明確ではない生徒さん。

このような方は結構いるものです。

では、長く通っていただくために、どうすればいいのか?

カンタンです、あなたが

目標を作って差し上げればいい

のです。

「今は知らないけれど、
知ればもっと楽しくなってはまってしまう」
課題をだし、それをクリアさせることを通して、

「自分の新たな一面に気が付かせる」
「気付きを与える」

人が一番うれしい時の一つ、

それは、「自分が成長したとき」です!

【アメブロ始めました】

このブログより、もっとくだけた語り口で書いている、前田の自宅教室その他諸々雑記です。
こちらもお楽しみください。
自宅教室の救急箱

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筆者兼管理人 前田まさのり
ぬし

個々人が自身の幸福を追求できる社会を守り、維持・発展させていくことを根本に、適材適所:好き・才能を活かした輝ける場を自ら作れる力強さを身に付けることを支援しています。

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