前田の教室・あんぷらぐどのフラワーアレンジの先生は、
日本でも有数のお花の専門学校でも教えていました。
で、その先生がよくおっしゃいます。
「お花屋さんは300万から500万あれば開業できます。
でも、開業するのは簡単なのですが、継続するのが難しいんです」
これって自宅教室開業でも本当に同じですね。
いつの間にやら競合が・・・
で、開業がカンタンであるということは、
実は「競争相手も多い」ということなのです。
何しろカンタンなのですから雨後の筍のごとく、
われもわれもと市場に参戦してくるわけです。
なので、競争が激しいということは、
脱落していく教室も多い、ということなのです。
実際、以前、よく利用していたフリーペーパーの営業さんに、
「市内のあちこちに新しい教室さんができてますよ~」
と教えられて、びっくりしたことがあります。
企業がやっているようなちょっと大きめのこどもダンススクールや、
ボイストレーニングの教室etc
インターネットで検索してみると、確かに以前はなかった教室さんが出てきています。
ほか、前田の教室の「うたごえ」というレッスンと似たような、
NPO 法人が行っている安価な講座の案内が折り込み広告されていたり。。。
まだまだありますよね。
地元で昔からあるカルチャースクールなど、
大小あわせて前田が知っている限り四つはあります。
また、昔からずっと頑張っていらっしゃる各種自宅教室など、
ちょっと周りを見てみるだけで結構な数がありますよね。
さらにさらに、新規参入を目指して、
虎視眈々と市場を狙っている教室さんもあるのです!
では、脱落しないためにはどうしたらいいのか?
言葉でいうのは簡単なのですが(笑)、
まず競争相手の少ない「土俵」を探す、です。
勝てる土俵を探し絞りこむ!
あんぷらぐどのピアノ講師であり、
前田の教材を買っていただいたO先生(男性)が言いました。
「副読本読みました。生徒さんを絞らないと、
よその教室に取られるのですよね・・・
でも、絞り込むのってコワいです。
いっそう生徒さんが来なくなりそうで・・・」
その気持ち、よ~く分かります。
実は前田も開校して最初の頃、同じ台詞を、
某お稽古情報誌の営業さんに言いましたから(笑)。
でも、ここが
「生徒募集に成功するかしないか」
の分かれ目なのです。
例えば前田の場合だと、このブログのようなコンサル事業としては、
教育産業一般の学習塾、楽器店など企業系列、
その他エステなどサロン系を含めると、
とてもじゃないですが大手企業コンサル会社やその道の方に太刀打ちできません。
前田は「教室・スクール一般」ではなく、
「音楽・カルチャーで自宅で教室を開きたい、という個人で頑張りたい方向け」
という「土俵」に陣取り、勝ち抜けトーナメント試合のごとく、
1年を通したぺナント・レースのごとく、
競合としのぎを削っているのです。
・・・参加者もそんなに多くなさそうだし、
この土俵なら勝てそう
このトーナメント会場の試合なら勝てそう
なあんて、継続して打ち勝っていけそうな
「立ち位置」を常に探しているのです。
開校準備中の方は、
「どんな人の役に立ちたいか」
これをじっくり考えてください。
すでに開校している方で、どう絞り込んでいいかわからない、
という場合は、今来ている生徒さんで、
・どんな悩みを持って通っているひとが、
・どんなタイプの人が、一番多いか
これを目安に、絞り込んでいってください。
前田の場合、声楽からロックやカラオケのボイトレ、
といったレッスンをHPに載せていましたが、結局、
・合唱をしている中高年女性が多い
・オペラ、歌曲を歌いたい生徒さんが多い
ということから、紙媒体でも、
そういう人をターゲットに絞り込んでから反応が変わってきました。
最初は、コワいです。
本当に反応があるの!?
・・・って思います。
でも、ココが成功への第一歩です!
だまされたと思って、やってみてくださいね。
終わりに
あなたの教室も、最近どうも生徒さんが来ないなあ、
というふしがあったら、競合の存在を疑ったほうが良いかもしれません。
もちろん競合の存在だけが、生徒さんの来ない理由ではありませんが。
周りに競合教室があって、さらに後から新規参入で競合が増える、
ということは自分ではコントロールできません。
できることは、自分の教室の「価値」をさらに高め、
それをまだ見ぬ生徒さん(見込み客)に
「いかに伝える」か
これがメインになります。
自己棚卸しの経験のある方、強み発見の経験のある方は、
もう一度行ってみてはいかがでしょうか。
きっと新たな発見・成長があるはずです。
「眠れる強み」を呼び起こし、
生徒さんのためにできることをひとつでも増やしましょう!
【自宅教室SMP ひとことアドバイス No59】
※ブログ本編と必ずしも内容が一致しているわけではありません。
どうも伸びが止まっている
上達しない―
いわゆる壁にぶつかっている状態です。
右上がりの成長が止まり、
停滞したまま全くの平行線。
これを「プラトー」といいます。
階段の「踊り場」ですね。
たくさんの人がここであきらめてしまうのですが、
その道の達人ほど、プラトーを歓迎します。
なぜなら、順調にいっている証だから、です。
ここを抜ければ成長できる、と分かっているからです。
壁にぶつかってプラトーにいる時に、
「何をしたか」でその先が変わります。
本を読む、セミナーに参加、実践、試行錯誤―
地道にコツコツ、
継続は力なり!ですね。
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