2012年のお話から始まります。
2012年、前田の元家業お好み焼き屋で、
ちょっと大変な事態が起こってしまいました。
粉やソースなど、もろもろを仕入れていた会社が、
廃業してしまったのです・・・
(倒産ではありません)
忸怩たる思い
長年取引のあったこの卸し問屋会社が、11月いっぱいで業務を停止。
実は、8月いっぱいで停止の予定だったのですが、
取引先からの強い要望等があり、
なんとか継続することになったのですが、結局、ダメ…
もうこの会社とは30数年来のお付き合いです。
バブル崩壊後も何とか生き残り、これまでやってきました。
でもやはり、お互いここ2009~2012年頃はいい話が全くなかったのですね。
小売や飲食店で売れなければ、その卸問屋は荷が動かず、
商売上がったりになります。
なんか、悪いなあ、という感が強いのです。
・・・もっとうちの方でお客さんを増やして、
仕入れ量を増やせばよかった
って、できもしないことを思ってしまいました。。。
前田もちょっと責任を感じるというか、反省しています。
もっともっとお客さんを呼ぶ工夫をして、
もっともっと仕入れればよかったと・・・
後の祭りですけど。。。
事業は、長く続けてこそ意味があります。
2~3年でダメになるようでは、
全然ビジネスモデルなどの作り込みが足りません。
でも30数年、これはそれまでのビジネスモデルが通用しなくなった、
ということでしょうか。
事業の停止って、利害関係者には思った以上にきついものです。
長く勤めていた社員は、この時期なおさらでしょう。
飛んで2021年1月―
コロナ禍で、きっと多くの飲食店、関連業種が辛酸をなめているでしょう。
しかしこれらは、コントロールできることではありません。
自宅教室経営も同じことです。
この自分ではコントロールできない環境(これを外部環境といいます)に、
どう適応するのか?
さあ、真剣に考えなければなりません。
見えない未来をどう考えるか
2012年、前田がお好み焼き屋の今後を考えるにあたって、
まず最初に目を向けたこと、それはー
前田の「強み」です。
またか、とお思いかもしれませんが、
これなくして個人事業主などやってられません。
それから、今後のお店の「方向性」です。
前田の強みを活かすとなると、
それは「お好み焼き屋」ではなくなるのかも・・・
(実際、この4年後に廃業)
そして、「どういうお客さんに来て欲しいか」です。
いわゆる「顧客ターゲットの絞り込み」ですね。
これがないと軸がブレてしまうのですね。
それから競合を調べ、差別化し・・・等々と行動していくことになります。
やることがたくさんです。
で、この3つの根底を貫き、支えるのが
「経営理念」です。
つまり前田が「どう在りたいのか」ということです。
2020~21年、実は前田がもっとも考え続けたのがここです。
人としてどう在りたいのか
社会とどう関わっていきたいのか
お客さんにどう役に立ちたいのか
etcetc
国の在り方から国際関係、前田個人の人生について―
本当に考えさせられることが多かった。
さらにいうなら、前田もあと5年ほどで還暦です。
人生をいかに生き切るか、ということも大きな課題となってきています。
起業と想定外のリスク
あなたも、今まで培ってきた知識・技術で
自宅で教室を開こうとしています。
またはもう開いています。
つまり「独立する」「起業する」ということです。
そして独立・起業つまりビジネスは
「想定外のことが起こるのが当たり前」
と思っていてください。
今回のコロナ禍のような未曽有の出来事から、
それこそ自宅教室でよくあることまで、
前田などいまだに「ええ何それ!?」という状況があります。
身近な例を挙げると、
問い合わせの内容や、今いる生徒さんのニーズ・要望、
生徒さんが辞める時、先生が辞めて変わるときの生徒さんへの対応等々
予想もしない反応が返ってきたり、起こることが多々あります。
前田は、よくパニック寸前に陥ることがあります。
なので、何かあったときパニックを起こさないために、
あらかじめ対処など考えておくことが、
「リスク管理」です。
リスク管理というと大げさな表現ですが、
例えば次のようなことが挙げられます。
・生徒さんが月謝を払わないときの対処法
・クレームへの対応の仕方
・近所に競合教室ができた時の対処 etc
どうでしょう。
これってあなたの教室経営・運営に関する行動指針として、
また、教室運営規約として作成すべきルールの原型になりませんか?
ではここでワークです!
ほかにもどんなことがありえるか、
ちょっと書き出してみましょうか。
そして実際に開業して想定外の事が起きたら、
どのように対応したかをそのリスク管理に追加していけば良いのです。
想定していなかった出来事-
好きなことで仕事をしても悩みは尽きません。
その困難を乗り越えるための支えが「情熱」です。
失敗を恐れない勇気もそこから出てきます。
もう一度、内なる自分を見つめてみませんか?
…でもそれをすると、前田など、落ち込んでばかりですけど。
終わりに
あなたの教室が潰れると、困るのは生徒さんです。
あなたも、開校の際は、そして開校後も、
「経営者」として考えなければならないことが山程あります。
事業を起こす、ということをもっと深く考えませんか?
税金を逃れることを考えるよりも!
ひとりじゃ大変だ~
と思ったら前田にご連絡下さいね。
【自宅教室SMP ひとことアドバイス No55】
※ブログ本編と必ずしも内容が一致しているわけではありません。
★消費者の購買心理 その5
[人の購買する心理]
認知
↓
感情
↓
行動
[AIDMA(アイドマ)の法則]
1、Attention (注意)
2、Interest (関心)
3、Desire (欲求)
4、Memory (記憶)
5、Action (行動)
この5つのプロセスを経て、人は購入する。
3、Desire (欲求)
私たちがお金を払ってまで、
モノ・サービスを購入する理由は2つです。
・快楽を得るため
・苦痛を避けるため
相手に「欲しい」「この状況から抜け出したい」などの
痛みや快楽の連想を元に、欲求を刺激します。
そして「期待」を感じさせ、感情を動かします。
つまり、「感情段階」では、相手の「ニーズ」や「ウォンツ」を
リアルに把握しておかなければなりません。
生徒さんがあなたの教室に来る理由は何でしょうか?
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