さて前回、下記それぞれの説明と陥りやすいわなについて述べました。

今回はその続き、対処法を解説します。
1) 起業準備及び開校まで(創業準備期)
2) 開校1~2年目(創業期)
3) 開校3年~(成長期)
4) 開校後5年以降(成熟期~衰退期)
経営自己流をビジネス流に
1)準備期・2)創業期は、「ビジネス思考」を身につけることが重要となります。
例えば、またラーメン屋さんの例ですが(笑)、
この業界は競争が激しいのでよい例となりますので。
ラーメン屋さんは、美味しいラーメンを作って、お店を開けて、
お客さんに召し合って頂く、となります。
が、その陰には、膨大にやること考えることが隠れています。
まずどうやってお客さんに来てもらって、
リピートしてもらい、固定客とするのか?
ここは自宅教室も一緒なのですが、
開校初心者の先生方はここを考え構築するのが苦手です。
「私(先生)がいて生徒さんがいてレッスンして
レッスン料をいただく」
なぜなら「自宅教室ビジネス」は
ご自分も通ってきた道でもあるので、あまりに身近すぎて、
あまりに「簡単に見える」から、さほど考えないのです。
大量行動がカギ
では、
まずどうやって最初の一人の生徒さんに来てもらって、
リピートしてもらい、固定客とするのか?
この点で、1)2)の先生方が見落としがちなのが、
競合教室とわたし教室との競い合いです。
そして、その競合よりわたし教室を選んでいただくための「理由作り」という観点です。
それは、いかに自分自身を見つめるか?がカギになります。
ここから、
いかに足元を固めつつ生徒満足を上げ、
固定生徒さんで利益をあげながら、
新規生徒さんを獲得するか。
これが3)の成長期へと移行するポイントです。
こうすればうまくいく!
という絶対の正解はないので、
やれることを全部やってやろう!
というくらいの意気込みが大切になります。
未来への戦略~事業は発展していく
3)の先生は、成長しているからと天狗にならず(笑)、
「未来への戦略」をこの時期から考えておくことです。
よりビジネス思考が試され、かつ、いかに自分自身が別のステージへ上がるか?
といったご自身の「成長」が必要とされる時期です。
4)の先生は、「現状維持は衰退の始まり」といわれていますので、
いかにして3)の成長期へと行ける別の次元・ステージを見つけるか?です。
つまりご自身の今後の行きたい方向性、ゴール設定がカギとなります。
前回登場いただいた先生の、
「当初目標だったは生徒数30人を達成しても
満足感のかけらもありません」ギター教室・男性
「50人という目標を達成したのですが、
空虚感を感じています。
周りに新しい教室ができてきているのに
このままでいいのかどうかわからなくなりました…」
音楽教室・女性
この状態も、さらに上の目標・向かいたい人生の方向性を見出せれば動きだします。
終わりに
自宅教室を長~く事業として継続していくのにぶつかる「壁」、
何となくでもご理解いただけたでしょうか。
前田自身も陥ったこのトラップ、
壁にぶつからないようにするには?
もしぶつかったとしてもどう乗り越えればいいのか?
このブログでそのヒントがつかめれば幸いです。
【自宅教室SMP ひとことアドバイス 9】※必ずしも本編と内容が一致しているわけではありません。
1日2日で考えたレッスンは、
それこそ一瞬でマネされます。
それどころか、思いもしなかった付加価値を付けられて、
完膚なきまでに叩きのめされることもあります。
だからこそ、
何日も何週間も何か月も、
考えて考えて考え抜くのです!
それがあなたにしかできない、
ほかにない独自で奥深い目玉レッスンになるのです。
そんな目玉レッスンなら、
生徒さんたちが放っておきません。
どうして受けずにいられましょうか!
コメント