
さて、今回は開校して1年のギター教室の男性からのご質問です。
発表会の準備にまつわる話題
ギター教室・男性からのご質問です。
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とにかく悩みが尽きないのは生徒の数です。
ですからこの手の話題には必ず興味がわきます。
あとは、教室始まってから初めて行う、
生徒さんによる発表会の実施についてです。
私のところは初心者の方が多いので、
すぐには発表会できる状態ではありません。
ですが発表会企画は1年がかりで行うものだと思うので、
そろそろ実施の検討をしていかなければなりません。
しかし参加人数が集まるのか…大赤字になってしまわないかなど
不安満載です。
発表会の準備にまつわる話題があれば
是非ともお聞きしてみたいものです。
ピアノ教室(女性)の発表会の経験談、失敗談・成功談
さあ、ご回答頂きましたので掲載いたします。
(改行だけ、前田がさせていただきました)
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既に指導歴は20年以上ありますので、
今まで発表会も何度も行っていますが、
初めて自分で発表会を開いたときは不安が大きかったです。
今の教室を始めて最初に行った発表会の思い出は大きいです。
開設3年をすぎ、生徒が8名になったので、
小さなスタジオを借りて発表会ができる!!
と喜び勇んだのですが・・・
大人の生徒さんには
「仕事が忙しくてレッスンも来られなくなるので」
と長期休会にはいられてしまい。
学生の生徒さんは家庭の事情で
当日出演できないと言われ・・・
会費をぎりぎりで組んでいたので、
危うく赤字を出すところでした。
(結局5人で発表会をやりました)
さらに、テーマが「連弾」だったのですが、
今は弾ける生徒が増えたので
分担してもらっていますが、
当時はまだ伴奏できる生徒が少なく、
私の負担がものすごくて、へとへとになりました。
それでも幸い、生徒や保護者の方から
「やってよかった」「また来年出たい」
と言っていただけましたが・・・。
初心者や初めて出る生徒が多い場合は、
「気軽な感じ」でお誘いしてみるのも
いいかもしれませんね。
ギター教室の方なら、ホールじゃなくても
音楽室みたいなところや、音を出せる集会室みたいなところで、
手作りでというのも楽しいと思います。
先生の負担は半端ないですが、
イラストの得意な人にプログラムの表紙を描いてもらうとか、
演奏後お茶会をやる
(お菓子の買い出しも大人の生徒さんにお願い)
など、方法は考えつくと思います。
お金を使えなければ知恵を出す!!
なのです。
ピアノ教室 女性
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前田も初めての発表会を思い出します。。。^^
追記
相談者の方からお礼が届いておりますので
お知らせいたしますね。
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回答読ませていただきました!
このように少数でも発表会をやられる方がいらっしゃるのですね!
発表会と聞くと、どうも大々的に行うようなイメージがあったので、
少し意外でした。
そして、確かにギターは音量は他の楽器に比べて小さいので、
会場も小さい方が向いています。
自分も人数や規模にとらわれず、
勇気を出してやってみようかと思いました。
とても参考になりました!
ありがとうございます!
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Nさん、Kさん、ありがとうございます!
前田の教室の場合
前田の教室・あんぷらぐども音楽発表会を開催していました。
ここしばらくご無沙汰ですけどね。。。
講堂を借りたりもしたのですが、
参加人数にあわせて、おもにあんぷらぐどレッスン室で開催したりしていました。
毎回毎回、とても和やかで暖かい雰囲気の会と、
先生・生徒さんからお言葉を頂けました^^
こんなにお高いのですか?
さて、初めて発表会に参加をしようとした中学生のお母さまから
「いつもこんなにお高いんですか?」といわれました。
そうです、参加費のことですね。
あんぷらぐど発表会の特色は
・講師演奏つき(50分ほど) 今年はピアノ演奏2人、歌:ソロ・アンサンブル3人
・食事つき:お好み焼き・もんじゃ・焼きそばなど
です。
料金のこと言えば、ほんとはその倍近くもらいたいのです。
しかし前田は、発表会で利益を得ようとは今まで考えたことがありません。
前田からしてみれば、
1年間頑張りましたね、1年間通っていただけてありがとうございます、
という感謝の開催でもあるのです。
なので、できるだけ生徒さんたちの負担にならないよう、配慮しているのですが・・・
正直凹みました。
そのお母様からすると、場所を借りるわけでもなく
いつものレッスン室で開催するのに、なぜそんなにするのか、
というところでしょうか。
食事付き・5人の講師の演奏つきと説明しても
「豪華ですね」というだけで納得してないご様子でした。
生徒さんからしてみれば、
1年間の成果を人前で発表する機会を得、
5人もの現役音楽家の演奏を生で聴け、
しかもお好み焼き・もんじゃ付(笑)。
本番前のどきどきや緊張を感じ、
普段あまり会ったり話をしたりする機会のない
生徒さん同士の交流の場でもあるのです。
・・・というのが前田の考えている「価値」です。
で、生徒募集にもつながるのですが、
この「価値」を伝える、ということが大変重要になってくるのです。
この話の前田のように、相手に伝わらなければ、何の意味ももちません。
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あなたの教室の「価値」は何でしょうか?
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自分では価値がある、と思っていても相手にとっては
「ふーん(で、それが何?)」で終わってしまうかもしれません(笑)
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その価値をどう伝えていますか?
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あなたの教室の価値を、生徒さんの価値へと、
「翻訳」する必要があるのです。
あなたが「思う価値」と生徒さんが「望んでいる価値」
これがイコールであれば、生徒さんの方から
「ぜひここに通わせて下さい」と言って下さいます。
生徒さんが望んでいる価値、これを十分考えましょうね!
ちなみに発表会費、1万円を切っています。
ついでに、自由参加です^^
さらについでに、
うちの声楽講師のひとりが参加する日舞の発表会費、
なんと、
・
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30万円!!!
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・
う~ん
さ、解散(笑)
(2012年発行メルマガに加筆訂正)
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