生徒募集の広告を書く、という意味を、
有料・無料を問わず、
例えばフリーペーパー等に掲載すること
ホームページ、ブログで告知すること
SNSで告知すること等々、
広義の意味で使います。
広告を書くということ
あなたは「生徒募集の広告を書く」と聞くと何を連想しますか。
心理的には
・不安、集まらなかったらどうしよう
実践するにあたっては
・そもそも広告ってどうやって、どこに出すの?
・何をどう書けばいいの?
・広告書いてみたけど本当にこれでいいのか…
・お金はどれくらいかかる?
などなど、たくさんあると思います。
しかし、
・実際に考えて書く、という作業を経験しておくこと
・この一連の作業に慣れておくこと
が大切なのです。
あなたも今の専門スキルを身につけるまで何をどれぐらい練習したでしょうか。
きっと飽きるほど・嫌になるほど繰り返したと思います。
広告を書くということも同じなのですね。
書いては発表・掲載し、反応をみて、
ダメなところは改善、精度を上げてゆく、この繰り返しです。
そして、これが一番重要なのですが、
広告を書くということを通して、きっとあなたは気付きます。
もっと自分自身を知らなければならない―
もっと自分の教室の事を考えなければならない、と。
そして同時に、生徒募集に関する知識も欲しくなってくるのです。
実はこれ、前田自身が開校当初、身をもって経験したことで、
生徒募集の広告を書くことを通じて、
自分の教室やレッスンを理解していったのです。
広告の書き方勉強会
以前、勉強会を行いました。
といっても、おひとりの参加でしたので、
ほぼマンツーマン・コンサル、のような形になりました。
この方は、前田の教材を購入してくださった男性Oさん。
ですので、要所要所の飲み込み・理解の速さがあり、
実はたいへん助けられました(笑)。
「教材だけだとどうしてもよく分からなかったところが、腑に落ちました」
とおっしゃっていただきました。
ありがとうございます!
今回は下記のステップで行いました。
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1)生徒募集にあたって必要な基礎知識、
つまりマーケティングについての基礎講義を行い、
2)次に前田が実際に広告をどうやって書いているのかを解説し、
3)実際にOさんの教室の生徒募集広告を書く
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で、実際に広告を書く作業をしていただきました。
最初は、いろいろな方に来て欲しいから、
初心者から経験者まで幅広く顧客ターゲットを取っていたOさんでしたが。。。
書くための下調べ・素材だしを経て、
出てきた素材をどう調理するか=何をどう書くか
という次の段階で、、、
「あ、これだと初心者には刺さらない!」 とOさん。
顧客ターゲットにピンポイントで届くメッセージの書き方を通じて、
顧客ターゲットを絞ることの大事さに気が付いたようです。
今回のOさんの場合も、まず最初に「強み」をあげてもらいました。
「マエダサンにいつも強み強みと言われてましたから、
少し用意しておきました(笑)」
で、その「強み」を誰にどう活かすのか、という作業プロセスを通じて、
前述の「初心者には刺さらない!」という気付きになったのです。
つまり、初心者にはOさんの教室を「選ぶべき理由がない」ということになります。
あと、「1曲この曲を弾きたい」というよく聞くニーズも、
今回の広告案では対象からはずしました。
よく言われることですが、
「何でもできますよ」は「何もできない」と同じこと、です。
つまり、選ばれません。
なぜなら、その教室を
「選ぶべき理由=どうしてもここの教室じゃなきゃダメ!」がないからです。
あなたの教室は「誰のための」教室ですか?
まずはそこを再確認しておきましょう!
絞れば、その周りにいるターゲットもあなたの教室に興味を示します。
Oさんの場合、口コミ・紹介などで、
初心者は大丈夫ですか?とか、弾きたい曲があるのですけど、、、
と聞かれたら
「だいじょうぶですよ~」と応えればいいのです。
でも、それに調子に乗って「初心者も・・・」なんて訴求しだすと、、、
反応が落ちます。
前田の実例を見ておきましょう。
仮説を立てカイゼン!
2009~2015年ころのお話です。
ある時、生徒募集の広告をいつものタウン誌・フリーペーパーの2誌に掲載しました。
前田の教室・あんぷらぐどの人気グループレッスン・マネトレ!超~基礎ボイストレーニングの新規募集です。
反応は…
いまいちでした。
それでも計6名の応募がありましたが。
で、ちょっと面白い結果になりました。
前年度は、新聞折込の地域タウン誌より、
フリーペーパーの方が大変反応がよかったこのマネトレ!ボイストレーニングですが、その時は
フリーペーパー1名
折り込みタウン誌4名
ホームページより1名
という結果になりました。
広告の文章自体は、昨年フリーペーパーで反応良かった文章をほんの若干変えただけ。
今回もほぼ同じでフリーペーパーの方では使いました。
ちょっと期待していたのですが、蓋を開けてみなければ、
本当に分りませんね。
で、折り込みタウン誌の方は、実は、ちょっと変えたところがあったのです。
それは、意識して 「レッスンは難しくないですよ。簡単ですよ~」
を強調した文章にしたのです。
というのは、前年度の結果から、この折り込みタウン誌を見ている読者層は、
難しそうなことを書くと、申し込みが来ないのではないか、
という仮説を立てていたからです。
う~ん、ちょっとした表現の違いで、こうも変わるものかと。。
その時のの結果で、それはあながち的外れではない、
と考えました。
もちろん時期的な問題もあるでしょうが、
このように前田もこつこつ、実行・検証・改善を
地道にくりかえしていたのです。
反応の良い広告をストックしておく
反応が良い広告が出来ても、広告主が、文面を変えたがるそうです。
実は前田も、もっと反応が上がるんじゃないかと、文面を変えたのですが、
…欲が出るとダメですね(苦笑)
反響が出なくなるまで、その広告文を使い続けること、とよくいわれます。
某化粧品の広告は、何年も変えていないそうです。
だからといって、飽きられることなく、集客が出来ているとか。
しかし1回反応がいいと、ここをああすればもっと良い結果になるのではないかなどと、
ついつい色気を出してしまいます。
その結果、反応がなかったり前回より落ち込んだり、
という事態に陥ることがままありますが(笑)。
で、このマネトレ!で反応があった広告文は、
ほか二つ三つあるのですね。
前田はそれを使い回したり、それをもとに若干変えながら、
進化させながら、生徒募集しています。
このように、反応があった広告を、できるだけたくさんストックしておければいいですね。
結果を鑑み、次の手が打てますし、
「広告が書けない~」
といって頭を悩ませる事がなくなりますので(笑)。
まずはこの「力」を身に着けよう!
前田もいまだ勉強中なのですが、コピーライティング、
つまりは広告を書くことは自宅教室オーナーであるあなたの、大切で重要な仕事です。
ホームページ、ブログは然り、いわんや広告もや。
資金に限りのある個人事業主は、反響の良い広告が打てなくてはたいへんです。
広告代って、ほんと、馬鹿に出来ませんよ~
言葉が悪いですが、どぶに捨てたようなときも前田にはあります。。。
ひとりに向けて手紙を書くようにコピーライティングをせよ、
という意のことがいわれます。
以前、メルマガ読者の方でアンケートに回答をくださった方に返信をしていたのですが、これこそその実践です。
その人のためだけに書いています。
…といっても何かを売り込もうと書いているわけではないので、
いわゆるセールスレター風には全くしていませんし、
初めからそんな気もありません、念のため。
でも「これか!ひとりに向けて手紙を書くようにコピーライティングをせよとは、こういうことか!」
と、ひとりで合点しています^^
悩みを持った人に、その悩みを解決するような、
その人だけに宛てた「手紙」を書いてみませんか?
きっといい広告になるはずですよ。
終わりに~収益の源は「書く力」
最近はビジネス書ばかりになってしまいましたが、前田の若い頃は文学青年でした(笑)。
特に「第3の新人」といわれる作家たちやその周辺の方々に影響を受け、
前田も20代中頃には自分でもエッセイ・小説もどき・時事評論など、文章を書いていました。
あ、あと作詞・作曲も。
余談ですが、一時、小説は無理でもシナリオライターなら、何て甘いことを考え、
通信教育でちょっと学んだこともあるのです、実は。。。
で、その中で毎月、ストーリーを考え、原稿用紙所定の枚数内で送る、という課題がありました。
添削する人は毎回違う人のようで、けんもほろろのコメントのときもありました。
でも、「才能を感じます」というコメントを書いて頂いた時は本当にうれしかったですね~
閑話休題
で、業者さんに作ってもらったホームページ、前田自作のホームページ。。。
読者さんにメルマガに登録頂いた各ホームページも、前田が文章を書いていました。
アメブロもそうです。。。
あなたの「教える力」が収益の基なら、教えていない前田の収益の源は「書く力」なのです。
前田にとって文章を書くということは全く苦になりません。
むしろ楽しい時間です。
図らずも上記の経験が大変役に立っている、というわけです。
前田の「強み」が収益を生み出している、のですね。
あんぷらぐどは、講師に来て頂いている教室です。
前田自身が教えることで利益をあげているわけではありません。
生徒さんを確保することで、利益が上がる仕組みになっています。
では、利益の基である生徒募集を、どうやって行っているのか―
それは、反応のある媒体で、反応のある広告を打つことです。
つまり、
反応のある広告を書く力
です。
前田の利益の基とは広告を書く力、つまり
コピーライティング
なのです。
ですので、あなたの利益の基である「教える力」に、
広告で人を集めるコピーライティングの力が加われば、鬼に金棒です。
さあ、生徒募集に向けて腕を磨きましょう♪
【自宅教室SMP ひとことアドバイス No60】
※ブログ本編と必ずしも内容が一致しているわけではありません。
★伝えるスキル その1
わたしたちには「4つの学習スタイル」があります。
1.WHY:なぜ学ぶのか
2.WHAT:何を学ぶのか
3.HOW:やり方(どんな風に)
4.WHAT IF:もしやるとどうなるか
1.WHY:なぜ学ぶのか
ここでは学ぶ意味づけをします。
生徒さんに自分の「問題」に気づかせ、
それを放置したらどうなるか?
その問題の原因はなにか?
などを伝えます。
例:食品添加物
発がん性のある添加物は、
コンビニ弁当などいたるところで使われています。
これは「便利」というコインの裏側といえるでしょう。
もっと自分自身の健康に気を配り、便利さを追い求めない 云々
…
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