自分が行いたい自宅教室はどういった内容の教室か?
その自宅教室事業は実行可能なのか?
そしてその「私の自宅教室」はもうかるのか―
これらをまとめたものが事業計画書です。
そして実際に教室を開校してみて、直面する現実で大切なことは―
廃業率が高いのは起業1年目
開校後の切実な問題は、「利益が出るか?」です。
平たく言えば「もうかるのか?」
これがたいへん重要になります。
「利益」があってこそ、広告を打てたり、
設備を新しくしできたり、
事業拡大を目指したりできるわけです。
何よりも大切なことは、
「自分の暮らしが成り立つかどうか」です。
売上も上がらず利益もあまり得られず、
生活費を切り詰めて事業費に回す―
これではせっかく夢の実現・自宅教室を開校したとしても、
早晩心身ともに疲れ果て廃業してしまうということもあり得ます。
現に一般の事業では、起業して1年以内に倒産・廃業する事業主は、
後を絶ちません。
中長期展望は見えにくい
事業計画書では、1年後・3年後・10年後といった
短中長期の教室の展開・展望・成長も考慮に入れます。
しかし
「まだはじめていないのに、1年後・3年後とか、
ましてや5年10年なんて全く見当もつきません」
という声が多くあります。
前田もそうでした。
しかし18年も教室事業を続けていると、
1年なんてあっという間です。
それこそきちんと計画を立てておかないと、
「去年と同じことの繰り返しの1年でした」
と何の成長もなく1年が過ぎてしまいます。
そうならないためには、1年後にどうとなっていたいのか、
という目標を決めておくことが本当に大切になるのですね。
家族のライフ・プランニングのように
前田はファイナンシャルプランナー、
つまりFP技能士3級を持っています。
で、事業計画(ビジネスプラン)は、
ご家族の「ライフ・プランニング」と
関連づけて考えると分かりやすいです。
前田は独身ですので子どもがいませんが、
いま小6の甥っ子がいます。
とてもかわいいです。
…って、おじ馬鹿自慢はやめておきますが笑
子どもが生まれ育っていくと、
いや応なしに現実・未来が迫ってきます。
ごくごく普通にいえば、3、4才になれば保育園に入って
6才になれば卒園して小学校に入学、
1年から6年生を過ごし、13歳になれば中学、そして高校・大学へと―
「年がくればこうなる」というのが、制度としても、
自由意志としても、決まっています。
ですので、来年は中学校だから部活動でとか、
高校受験だから大学受験だからということで
必要な資金をためたり、学資保険に入ったり、と
未来に起こるべきことに対して「今から」準備しておきますよね。
教室事業も同じです。
1年後・5年後、10年後に向けて、
「今から」準備しておくことが大切になります。
まとめ~未来を決めるのは、わたしたち!
子育てのご家族ライフプランと
自宅教室の事業計画と違うのはただ1点!
「その未来」が来ることが、
確定しているか、決まっているか、いないか
です。
子育てにおいては、自分も通ってきた道であるし、
制度的にも世の中一般、周りもそうであるので
非常にイメージがしやすい。
しかし、自宅教室において
「1年後にはこうなっていなければならない」とか
「6年後には(例えば小学生になるように)○○になることに決まっている」
といった決定事項は存在しません。
いま何も見当がつかなくても、10年後はやってきます。
100パーセント確実といった「正解の未来」、
「保証のある未来」はありません。
ですのでこれは、私たち自身で決めることなのです。
決めた未来のために準備をする―
言葉を換えれば、
その未来へ向かって進むことを決定・選択する
それが事業計画書策定の意味であり、
短中長期計画を立てる、本質・目的だと前田は思っています。
こどもがだんだん成長していくように、
あなたの自宅教室も、1年1年どのように成長させていきたいですか?
決めるのはあなたです!
そのイメージをありありと描きましょう!
【自宅教室SMP ひとことアドバイス 14】※本編と内容が必ずしも一致しているわけではありません。
月謝収入=月謝(または単価)×生徒数×リピート回数
売上を増やすには、
1) 月謝(単価)をあげる
2) 生徒数を増やす
3) リピート率をあげる
この3つでいいのですが、やっていけないことは、、、
生徒数を増やしながらリピート率をあげるには?
などなど、同時に2つのことを考えない、ということです。
2)なら2)を、3)なら3)を、ひとつずつ考えましょう!
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