うまくいっている人と苦戦している人、この違い・差は一体何だろう…
を考えるシリーズ、その3です。
前回は、再現性のある必殺の成功パターン確立へのプロセスを、
そしてそのとっかかりが強みであり、絞り込みである
ということをお伝えいたしました。
今日はまず、前田の失敗事例からお届けいたします。
集客力
さて、時は昭和のバブル、そしてバブルがはじけた後のお話です。
当時の前田は20代後半、家業のお好み焼き屋で働いていました。
当然、後にあんぷらぐどという自宅教室を開業するなど、
全くソウゾウすらしていない頃でした。
今より10キロ、やせていました(笑)。
バブルがはじけて数年、客足はまあ落ちてはいたものの、
そこそこは来店していたのでそれほど心配はしていませんでした。
ところがある日ー
ばたっとお客さんが来なくなりました。
ほんとにバタッと、です。
なぜお客さんが来なくなったか、とにかく原因が分らない。
サブプライムやらリーマンやら、いわゆる「不景気」のせいにしたりもしましたが、、、
で、原因がよく分らないので、打つ手が分らないのですね。
よくよく考えてみると、逆に、
なぜお客さんが来てくれているのか、
が実はハッキリとわかっていなかったのです。
バブル当時、父が広告を打ったなんていう話を聞いていませんし、
実際出していません。
それなのに、何もしていないのにお客さんが来る。
何といい時代でしょうか(笑)。
・・・その反面、来なくなった時に何もできない。
自宅教室でも同じです。
中には、開校してから、あまり集客に苦労していない方もいらっしゃるのですね。
こういう場合、意識して作ったのではないにしろ、
どのような要因があって集客が成功しているのかきちんと把握していないと、
生徒さんが来なくなった場合、対処のしようがありません。
今だからわかるのですが、前田が教室あんぷらぐどを開校した際、
集客で苦労したのは、集客をした経験がないから、ともいえます。
N先生(ピアノ教室)の事例
で、うまくいっている先生は、その要因をきちんと把握しているのですね。
ここでN先生(ピアノ教室)の事例をご紹介したいと思います。
N先生、いつもありがとうございます!!
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昨年1年だけで生徒数が3倍に増えました。
それまでは、常時5名~7名程度、増えても10名にみたない、
という状態でしたが・・・。
何がどうなって爆発的に生徒が増えたのか?
ということを、今年前半で探っていました。
<要因について>
HPをしっかりと作っている
:検索すると個人教室ではトップに出てきます。
2ページ目以降も、過去ブログ記事が検索に上がってきます
ブログで情報発信をしている
:体験をされた方が”先生はブログと同じ”と安心される
パンフレットを作っている・・・情報公開ができていて信頼される
体験レッスンを有料にした・・・冷やかしや同業者は避けることができた。
体験して入会しない方は、私と考えの異なる、ただ「近いから」などで来た方
ということがわかってきました。
大体、月2名ペースで増えてきて、25名近くになりました。
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Nさんも、最初からうまくいった、という方ではありません。
計画を立て、実行し、その結果をチェックして改善し、またアクションを起こす、
つまり検証と改善を積み重ねて、必殺の成功パターンを見つけられたのだと思います。
再現性のある集客する術
このように、うまくいっている人と苦戦している人、
この違い・差は一体何だろう…
前田はそれを、
うまくいって人は体験レッスンに人がきちんと集まっている、
つまり集客する術を持っているかいないかにある
という、一つの仮説を立てました。
仮説というほどたいそうなものではないですけど(笑)
集客ができている先生は、
再現性のある、その先生なりの必殺の生徒募集成功パターンを持っている。
その必殺の成功パターンを作るには、
強みと絞り込みがそのとっかかりとなり、
心に響くメッセージが必要である
で、必殺の成功パターンの仕上げともいうべき、
「広告」を書くにおいて、考えるべき3つの大事なポイントがあります。
何らかの広告を行って、反応がない場合、
この3つのうちどれか、またはすべてにおいて当てはまっていないといえます。
1)来て欲しい生徒さん:どんな悩み・願望を持った人か
2)適切な広告媒体:1)の人がよく見る、適切なメディア(広告媒体)はどれか
3)メッセージが適切か:1)の人の心に刺さる文章か
うまくいっている人は、
少しずつでも定期的にホームページ、
ブログ等から集客できている人もいらっしゃいます。
例えば月2人体験申し込みとしても、1年間で24人。
入会率が高ければ上出来ですよね。
苦戦している人の中には、ホームページもあってブログもきちんと更新しているのに、
問い合わせがないという方もいらっしゃいます。
そういう時にはまず、1)~3)を見直してみて下さい。
それでも反応がないという時は、
サービス内容自体を考え直さなければなりません。
つまり「商品力」です。
これはまた別の話なので、別の機会に。
終わりに
Nさんは、自宅教室を、ビジネスとしてきちんと取り組んでいると前田は思っています。
「いえ前田さん、私だってきちんとビジネスとして取り組んでいます!」
というお叱りの声を頂きそうですが(笑)
それでも思うような結果が得られない場合について、次回、考えてみたいと思います。
続く
【自宅教室SMP ひとことアドバイス No48】
※ブログ本編と必ずしも内容が一致しているわけではありません。
★レッスンのチカラ その9
5.自己実現の欲求
4.承認の欲求
3.帰属と愛の欲求
2.安全の欲求
1.生理的欲求
4.承認の欲求(自我・尊厳の欲求)
自分が集団から価値ある存在と認められ,
尊敬されることを求める認知欲求のこと
○○さん、すごい!
と一目置かれることを欲する段階です。
そして、ここが大きな分かれ道だと、
前田は考えます。
1)みんなにも認められた。
十分楽しんだ、満足!
これ以上やっても変わらないだろうし。
さあ、卒業しよう! (→次の習い事、行こう!)
2)みんなと楽しくやってきた。十分楽しかった。
でも、何か物足りない…
さらに上が何となくでも見えてきた、それが欲しくなった
ここまで来た生徒さんには、
次の段階を指し示してあげることが
あなた先生の役割です。
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